掲載中のジャッジ解説シーン
CKからの流れの中で、福岡の20番が先にヘディング。その後、パンチングを試みてボールに触れられなかった湘南GKの手が福岡20番の頭に接触した。VARが介入し、オンフィールドレビュー(OFR)の結果、PKの判定が下された。 GKがボールに一切触れられず、相手競技者の頭部へ遅れて接触している点が焦点となります。空中のボールに対する正当なチャレンジであっても、結果として不用意あるいは無謀な接触となればフ
セレッソ大阪の選手が裏へ抜け出した際、飛び出してきた岡山のGKと交錯し転倒。主審は当初ノーファウルと判定してプレーを流したが、VARが介入。オンフィールドレビュー(OFR)の結果、GKがアタッカーの足を蹴って倒したとしてファウルの判定に変わり、DOGSO(決定的な得点機会の阻止)によりGKはレッドカードで退場となった。 スピードに乗った攻防の中で、GKがボールにプレーできたかどうかが最大の焦点でし
湘南ベルマーレのカウンター時、京都サンガF.C.の50番の選手がタックル。主審はファウルと判定し、プレーを停止してDOGSOによるレッドカードを提示した。 ファウルを受けた後も湘南にとって得点のチャンスとなっていたため、アドバンテージを適用する選択肢もありました。しかし、もしアドバンテージを適用してプレーを継続させた場合、決定的な得点機会が継続したとみなされ、反則を犯した京都の50番への懲戒罰はレ
まず神戸のチャンスが継続する状況で2連続のアドバンテージが適用されました。その後の流れで、浦和の選手の腕にボールが当たり、PKの判定。直前の2つのファウルについても、退場の可能性を含めてVARがチェックしていましたが、最終的にハンドによるPKのみが採用されました。 主審が2度続けてアドバンテージを適用し、攻撃の勢いを止めなかった素晴らしいジャッジです。ハンドの場面については、選手自身の足に当たった
横浜F・マリノスがゴールを決めたが、VARが介入。得点直前の攻撃側競技者によるホールディングの反則で、得点が取り消され、柏レイソルの直接フリーキックで再開となった。 得点に至るまでの流れにおける反則の有無がVARによってチェックされました。映像を確認すると、守備側競技者をホールディングで引き倒していました。得点という大きな局面だったため、非常に注目を集めたシーンです。 第12条 ファウルと不正行為
広島の選手が裏へ抜け出した際、柏の守備側競技者の腕にボールが当たったとしてハンドの可能性がチェックされました。VARが介入して確認した結果、ボールは競技者自らの頭に当たってから腕に接触していたことが判明し、ハンドの反則ではない(ノーハンド・ノットPK)と判定されました。 競技者が自分自身の頭や体(足を含む)から直接ボールが腕に当たった場合、通常はハンドの反則とはなりません。これは意図的なプレーの結
ファジアーノ岡山がゴールを決めたが、VARが介入。得点に至るプレーの中で、ボールとは関係のない場所で攻撃側競技者が守備側競技者を引き倒していたことが確認されました。主審はオンフィールドレビューの結果、得点を取り消し、京都サンガF.C.の直接フリーキックで再開を命じました。 「ボールのないところでの反則」であっても、VARの介入対象となり得点が取り消されることがあります。 第12条 ファウルと不正行
CKからの流れで、G大阪GKと広島の攻撃側競技者が接触。現場ではオフサイドの判定となりプレーが停止しましたが、VARが介入しオンフィールドレビュー(OFR)が行われました。その結果、オフサイドではないことが確認されましたが、最終的な接触については「ノーファウル(反則なし)」と判断され、ドロップボールで再開されました。 焦点は「攻撃側競技者が先にボールに触れていたか」と「GKの接触がファウル(PK)
CKからの流れで横浜FMが右サイドを突破しようとした際、川崎の選手がホールディングで阻止を試みました。主審は即座に笛を吹かずアドバンテージを適用。そのままプレーが継続し、最終的に11番の選手のカットインからのシュートがゴールに吸い込まれました。副審およびVARによるチェックの結果、得点は認められました。 主審の素晴らしいアドバンテージ適用のシーンです。ホールディングという反則がありながらも、攻撃側
混戦の中から京都が得点を決め、結局、現場の判断通りゴールとして認められました。得点に至るまでのプレーにおいて、オフサイドやハンドの可能性が複数箇所で発生し、VARによってチェックされましたが、最終的にいずれも反則ではないと確認されました。 このシーンには、1.右サイドからの折り返し時のオフサイド可能性、<br>2.守備側(柏)のハンドの可能性、<br>3.攻撃側(京都)のハンドの可能性、<br>4
アルビレックス新潟が高い位置でボールを奪取した際、神戸の選手が阻止を試みて反則を犯しました。主審は即座にプレーを止めずアドバンテージを適用。新潟の長谷川選手がそのままドリブルで持ち込み、見事ゴールを決めました。 特筆すべきは、奪取した瞬間の新潟が「数的不利」な状況であったにもかかわらず、主審がアドバンテージを適用した点です。一般的に数的不利な局面ではプレーを止めてFKを与える判断が安定選択となりが
コーナーキックからリヴァプールがゴールを決めましたが、VARチェックの結果、直前にコナテ選手の右腕にボールが当たっていたことが確認され、ハンドの反則でゴールは取り消されました。 競技規則第12条には、「競技者が相手チームのゴールに、偶発的であっても自分の手や腕に触れた直後に得点する」場合は反則となると明記されています。今回はまさにその「直後」に該当するケースでした。現場の審判員が見極めるのは非常に
試合中、ボールとは関係のない場所でレアル・マドリードの選手が主審に対して侮辱的な言葉を発したとして、判定を受けレッドカードを提示されました。 主審の毅然とした対応が光ったシーンですが、競技規則上の注目点はその「再開方法」です。インプレー中に言葉による反則が発生した場合、再開方法は「反則があった位置から行う間接フリーキック」となります。ボールがあった位置からではないため、実際の試合で発生した場合には
浦和レッズのフリーキックから得点が生まれるまでのシーン。オフサイドの有無を巡り、誰がいつボールに触れたのかがVARによってチェックされました。 一つのシーンに複数の反則の可能性ありました。まずFKが蹴られた瞬間のオフサイドの有無。次に浦和14番がボールに触れていたかどうか(ここでオフサイド判定が変わるため)。そして最も重要なのが、オフサイドポジションにいた選手がいる状況での東京の選手のプレーが「意
バルセロナがボールを保持し、GKにバックパスを行いました。しかし、そのパスがゴールに入りそうになったため、GKは手でボールをかき出しました。 通常、意図的なバックパスをGKが手で扱った場合は反則となり、間接フリーキックが与えられます。しかし、このシーンではそのこぼれ球をアトレティコの選手が拾い、即座にシュートを放つチャンスがあったため、主審は見事なアドバンテージを適用しました。結果としてゴールが生
判定そのものはありませんが、主審のポジショニングとランニングの質が非常に高いシーンです。 シティのポゼッション時、主審は縦パスを予測して即座に動き出せる準備をしていました。ニューカッスルにボールが渡った後も、素早くランニングしてポジションを修正しています。また、特筆すべきはロングカウンターへの対応です。カウンターのスピードが速く物理的に追いつけない局面で、主審は闇雲に追うのではなく、事象を見極めら
得点は認められた(オンサイド判定)。 副審の素晴らしい見極めが光ったシーンです。広島の選手が前線に抜け出した際、ガンバ大阪の守備側競技者が足を伸ばしており、攻撃側選手とは極めて際どい位置関係でしたが、副審はオンサイドであると判断しました。攻撃側選手がランニングしているため、静止画での確認以上に難易度の高い見極めでしたが、インプレー中に正しい判定を下した見事なナイスジャッジです。 第11条 オフサイ
アディショナルタイム提示の4分を大幅に超え、18分50秒が経過した時点で試合終了のホイッスルが吹かれた。 アディショナルタイム(AT)は、提示された時間分、プレータイムが確保されれば試合終了となります。AT中に負傷治療や乱闘などの「空費された時間」が発生した場合でも、再開後に残りのプレータイムを経過すれば試合終了となります。 今回のケースでは、AT中に空費された時間をもATにさらに追加してしまった
磐田の選手がスルーパスで裏に抜け出し、ペナルティエリア内で川崎のGKと接触。主審は当初ノーファウルと判定したが、VARが介入し、オンフィールドレビュー(OFR)の結果、PKの判定となった。 映像を確認すると、GKは間に合わないと判断して手を引っ込めてチャレンジしており、上半身や腕でのファウルは避けようとしていました。しかし、スライディングの勢いで残っていたGKの足が、入れ替わろうとした磐田の選手の
川崎の選手が右サイドを突破してペナルティエリア内に侵入。中に切り込もうとした際、磐田の選手のスライディングが足に接触して転倒。主審はPKの判定を下した。 守備側競技者のスライディングが、ボールに全く触れることなく攻撃側競技者の足に直接接触していることが確認できる典型的なファウルのシーンです。 スピードに乗ったドリブルに対して遅れてのスライディングとなり、結果として不用意な接触が発生しました。現場の
磐田の選手がゴールを決めたが、VAR介入の結果、得点が取り消され、川崎側のハンドによるPKで再開となった。 審判団が事象を時系列に整理し、正しいルール適用を行った素晴らしいシーンです。 映像を見ると、以下の時系列であることが確認できます。 ①川崎(守備側)の選手の腕にボールが当たる。 ②磐田(攻撃側)の選手の腕にボールが当たる。 ③その直後に磐田がゴールを決める。 まず、競技規則では「攻撃側の手や
右サイドからのクロスに合わせた流れの中で、湘南ベルマーレが得点したシーン。しかし、主審は攻撃側(湘南)のハンドの反則をとった。 混戦の中での一瞬の出来事であるにも関わらず、しっかりと見極めた主審の素晴らしいジャッジでした。 映像を見返すと、GKのブロックの跳ね返りが、攻撃側(湘南)の選手の腕に当たっていることが確認できます。 密集地帯で非常に見極めが難しい状況でしたが、現場の主審が正しい判定を導き
結果的に何も起こらなかったが、主審は最適なポジショニングをとり続けた。 浦和レッズのロングボールからゴール前へと一気に侵入したシーンで、主審の素晴らしい予測とランニングに注目してください。 浦和の選手がロングボールを蹴るタイミングで、主審はすでにそれを予測して身体の向きを変え、ランニングの準備に入っています。 予測は的中し、ボールが蹴られた瞬間に急加速。 争点に近づく際には、直線的に追うのではなく
浦和レッズのカウンターから選手が抜け出してゴールを決めたが、主審によってゴールは取り消された。ボールとは無関係な箇所で、守備に戻ろうとしていた町田の選手を浦和の選手が倒したことによるファウル判定。FC町田ゼルビアの直接フリーキックで再開となった。 「ゴールが決まったのになぜ?」と感じる非常に珍しい事象です。 競技規則では、例えボールと関係のない場所であっても、反則があればその後ゴールが決まったとし
東京ヴェルディのカウンターが成功してゴールが決まったかに見えたが、得点は取り消された。右サイドを突破して攻撃が続いている中、ピッチ中央付近で、守備に戻ろうとしていた札幌の選手をボールとは関係のないところで倒していたため、ファウルの判定となった。 カウンターの場面において、ボールとは関係のない場所で攻撃側の選手が、戻ろうとする守備側の選手を倒してしまうケースです。 競技規則に則り、インプレー中、ボー
横浜F・マリノスがシュートのこぼれ球を押し込んでゴールネットを揺らしたが、VARが介入。得点に至る一連のプレーの中で、ボールとは関係のないPA内で横浜FMの14番が町田の45番のユニフォームを引っ張って倒していたことが確認され、オンフィールドレビュー(OFR)の結果、得点は取り消された。 一度得点かと思われましたが、VARが倒していることを見逃さずに介入し、得点取り消しとなりました。 第12条 フ
PA内で横浜F・マリノスの選手が倒されてPKの判定。1度目のPKはGKが防いだが、キックの前にGKがゴールラインから前に飛び出していたため蹴り直しとなった。 2回目のキックは直接ゴールに決まった。この際、キックの前に他の横浜FMの選手がペナルティエリア内に侵入していたとガンバ大阪の選手らは主張したが、やり直しとはならず得点が認められた。 ペナルティキック時のペナルティエリア侵入と、VARの介入条件
東京ヴェルディの選手がペナルティエリア内に抜け出したところ、清水エスパルスの選手がスライディングタックルで阻止。主審はファウルと判定し、PKが与えられた。 スライディングが正当なチャレンジだったかどうかが最大の焦点となる、非常に見極めの難しい事象でした。 映像では、守備側(清水)の選手がボールへ向かってタックルしていますが、ボールに触れる前に攻撃側(東京V)の選手の左足に接触しているように見えます
川崎のショートカウンターから攻撃。シュートが浦和レッズの5番の腕に当たったとして主審はPKの判定を行いました。その後、VARの助言によりOFR(オンフィールドレビュー)を行い、腕には当たっていないとして、PKは取り消されて、ドロップボールでの再開となりました。 今回のシーンでは、主審が笛を吹いてプレーを止めた後に判定が変更されたため、再開方法はドロップボールとなります。主審が笛を吹いてプレーを停止
松本の選手が裏へ抜け出し、ボールをコントロールした際に右腕に接触した疑いがあったが、判定はハンドなし(ノーハンド)で得点が認められた。 攻撃側競技者の腕に当たった後の得点について、競技規則では以下のように記載されています。 ====== 競技者が次のことを行なった場合反則となる。 相手チームのゴールに次のように得点する。 ・偶発的であっても、ゴールキーパーを含め、自分の手や腕から直接。 ・偶発的で
広島のロングスローからの攻撃に対し、清水のGKが足でボールがゴールラインを越えるのを防ぎました。現場の審判団はボールが完全にラインを越えていないと判断し、ノーゴールと判定されました。 ボールがゴールラインを越えたかどうかが非常に際どいシーンでした。映像では足らしきものは映っていますが、ボール本体が完全にラインを越えきったかどうかを確実には確認できません。 競技規則では、ボールの全体がゴールポストの
仙台の選手が相手競技者に対してチャージを行い、主審はファウルと判定しました。しかし、笛が鳴った直後に仙台の選手がボールを遠くに蹴り出したため、1枚目の警告が提示されました。さらにその直後、選手が主審に対して行った拍手行為が異議と認められ、2枚目の警告。合計2枚の警告を受けたことで退場処分となりました。 短時間に連続して異なる理由で警告が提示される、非常に珍しい事象です。 1つ目はプレー再開を遅らせ
ガンバ大阪のPK。キッカーが蹴ったボールはGKにセーブされましたが、そのこぼれ球からの混戦でゴールが決まったかと思われました。しかし、VAR介入によるオンフィールドレビュー(OFR)の結果、オフサイドによって得点は取り消されました。 非常に難易度の高いオフサイドのシーンです。GKがセーブのために前方に飛び出していたため、ゴールライン上付近にいるC大阪の守備側競技者ではなく、ボールの位置がオフサイド
後半アディショナルタイム、マンチェスター・Cのシュートがゴールに入りましたが、オンフィールドレビュー(OFR)の結果、ゴールは取り消され、リヴァプールの選手(8番)がDOGSOによる反則で退場(レッドカード)となりました。 事象が複雑に連続している中で、審判団が時系列を正確に整理し、正しい判定を導き出した素晴らしいシーンです。 映像から以下の時系列が確認できます。 ①リヴァプール(守備側)の選手が
ガラタサライがゴールを決めたが、オフサイドの判定となり得点は取り消された。 最初のスルーパスが出たタイミングで、ガラタサライの53番の選手がオフサイドポジションにいました。その後、リヴァプールの選手がボール処理をミスして別のガラタサライの選手へ渡りゴールとなりましたが、ポイントは「53番の働き」です。53番の選手自身はボールに触れていませんが、リヴァプールの26番の選手が走って戻るのを妨害する動き
柏レイソルの選手が放ったロングシュートがクロスバーに当たって真下に跳ね返った。現場の副審・主審はゴールラインを越えていない(ノーゴール)と判定したが、その後のVARの映像チェックにより、ボールがラインを完全に越えていることが確認でき、ゴールとして認められた。 なぜ現場の審判団はゴールを認めなかったのか、2つの重要なポイントがあります。 1つ目は「物理的な限界」です。シュートが放たれた瞬間、副審はゴ